集中力を上げる対策(外部要因編)

1 外部からの刺激を減らす意味

こんにちは、マサヒロです。

前回は集中力を上げる対策(内部要因編)を紹介しました。

集中したいときに、頭の中の自分が邪魔をしてくるのを無視する対策です。

今回は、外からの刺激に対する対策です。

 

お医者さんにも聞いた話なのですが、ADHDの特性として、

刺激に敏感

ということがあります。

たとえば

・熱い、寒い、湿度が高いなどの自然現象に対する反応

・視界の変化に対する反応

・話し声など耳から入る情報に対する反応

などです。

内部からの雑念が少なくなった後に、私はこれらの事が思考を中断させていることに気が付きました。

実際のところADHDでは無い人も、職場環境や精神衛生上の理由で集中できないことがあると思いますので、その方々の参考にもなればと思います。

2 温湿度に対する対策

当たり前のことかもしれませんが、暑さや寒さについては、衣類を重ねたり薄くしたり、通気性のよいものを採用すれば改善できます。快適さも得られて一石二鳥です。

机に座っているときは靴を脱いで、つっかけのようなものをはくようにすると、さらに体から熱が出しやすくなります。

 

他の方法としては涼しくなるボディーローションを塗った上で衣類を着たりするのもよいかもしれません。私は肌に合わなかったのでやめてしまいました。

今は制汗スプレーやシートを使って対処しています。出先等でもすっきり出来るので、お勧めです。

 

湿度については空気の流れを作って不快感を感じないようにすることが必要ですが、集中したいときや場所によって難しいこともあると思います。

私の場合は机に小型のファンを置いたり、外作業のときは空調服を着たりしています。

空調服は外付けのものもあるので、制服に左右されないので便利です。

 

労働安全衛生的にも、熱中症の危険性があるので、空調は必要と考えられるようになってきています。会社のリスクアセスメントなどに提案してみるのも手法の一つかもしれません。

3 視界の変化に対する対策

車の運転や警備員のお仕事など、視界が狭いと命にかかわる場合は困難かと思いますが、視界に入る刺激を減らすことが必要だと思いました。

私は70%ぐらいの効率のブルーライトカット眼鏡を購入して使っています。照明器具の光が反射して少しレンズに写りますが、周囲の人にもすぐになじみました。伊達ですがおしゃれの選択肢も増えるかもしれません。

これによる効果は、目と肩が疲れないこと、目の前のことに以外の情報が視界に入らないことです。

これにより余計な刺激が起きずに集中できるようになったのだと思います。

4 耳から入る情報に対する対策

「音」に対策するのは大変でした。隣の人の話、電話の呼び出し、空調の音など、フィルタリングしたいものがたくさんあります。

非常ベルや自分が呼び出される時など考えると、耳栓をするわけにもいかないのです。

 

そこで、思い切って

集中できない机から離れる

とにしました。

人が少なかったり音が少ない作業スペースを探したり、作り出して作業したのです。

作業中」という事にしておけば、何か言われることも少ないと思います。実際作業中なのです。

 

多くの時間席を外しているというのが気になる人は、思い切って上司に打ち明けてもよいと思います。

 

電話や呼び出しなど、周囲の人間を気にしなくてよいときは、BGMをイヤホンで流し続けながら作業しています。かなり集中できます。

個人的にBTTBとジムノペディがお勧めです。()

 

この方法では自分にかかってくる会社の電話などは取れないかもしれません。私は関わる外部の方が少なかったので、自分の携帯電話でやり取りすることにして、対応しました。

職場の電話を取るのを仕事のうちと考える人もいらっしゃるかもしれませんが、電話は掛ける人が、話したい人につながることが重要だと私は思います。

入電予定の人は予め連絡が取れる時間を先方に伝えたりすると、掛ける側も受ける側もロスが少ないです。

 

私は口で伝えないと難しいこと意外はEメールを活用して、さらに頻度を減らしました。

文章を作る時間などが割かれるかもしれませんが、やり取りの記録や、資料が簡単に遅れるので、むしろ効率が向上したように思います。

5 まとめ

外部からの刺激に対して敏感なことは、それが必要な職を選べば行かせる才能と捕らえることも出来るかもしれません。

お医者さんにも、「つぼにはまるとすごい人達」とのコメントをもらいました。()

具体的に私が体験したこととしては、

  • 足音で誰かわかる
  • 食事の隠し味がすぐわかる。味に敏感。
  • 変化に気づきやすい

等です。

ほとんど利益を得たことがないことでしたが、「変化に気づきやすい」というのは得かも知れません。

 

私は先輩がコンピュータープログラムのバグが困っているときに、すぐ見つけることが出来たり、職場の問題を気付いて無駄な打ち合わせを減らしたり、設備の障害を発見したりしたことがあります。(不思議とだれもやらなかったのです。。。もしかしたら会社の体質の問題かもしれません。。。)

 

「自分はいろんなことに注意散漫なだめな人なんだ。。」

「私だけ気になることが多い。。。」

と気分を落としている方々もいるかもしれませんが、それはむしろ長所なのかもしれません。

そんな人たちに、私の対策が「はまったら」嬉しく思います。

 

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